7月に入って熱帯夜が続きますが、前橋市では恒例イベントの「七夕まつり」が、今週の木曜日から4日間開催されます。
【第66回前橋七夕まつり】
【開催日】 平成28年7月7日(木)~10日(日)
【会 場】 中心市街地並びに市内一円
【お問い合わせ】 前橋七夕まつり実施委員会(前橋商工会議所) 027-234-5109
前橋市観光振興課 027-210-2189
(公財)前橋観光コンベンション協会 027-235-2211
引用元 //www.city.maebashi.gunma.jp/653/654/p015807.html
北関東で最大級の「七夕まつり」です!出店もたくさんでるので、おでかけください。
「市営住宅なのですが、対応できますか?」群馬県前橋市の市営住宅3階での依頼です。見積りに伺った際に、少し話をお聞きしたのですが、問い合わせしたのが弊社で3社目・・・
その理由は?
市営住宅の3階という条件を話すと、それだけで「お断り」されたそうです。もちろん直接的な「お断り」ではなく、遠まわしに「予約がいっぱい」「料金が高くなる」などの適当な理由をつけて、見積もりにすら来て貰えなかったそうです。
群馬県内にも「遺品整理業者」をうたって営業している業者は沢山あるのですが、少なくても「広告費」や「車両費」など、仕事しなくても消えていく経費があるはずなのに、どうして見積りにも行かないのか・・・
それには訳があります!
わたしたち「遺品整理業者」は、正直、日々激務です。そして安定して仕事があるわけではありませんので、若い力を積極的に雇用して「正規社員」として給与を支払うことは、決して容易ではありません。したがって、仕事があるときのみ働いてもらう「非正規労働者」を雇い、人件費削減に努めているのが実情です。もちろん全ての「遺品整理業者」がそうだとはいいませんが、その傾向はあると思います。
そうすると、何が起きるか・・・
これも決め付けるわけではありませんが、普段から接していない人達と、遺品整理という人間の尊厳に関わる仕事が、円滑にできるはずがないですよね?
ましてや、3階からの搬出となると、高齢な作業員ばかりでは無理です!
事実、弊社にも高齢なスタッフが在籍しております。しかし、そのスタッフにしか出来ない業務があるのも事実です。もちろん若いスタッフも揃っているので、どんな現場にも対応できると自負しております。
まず、ホームページのキレイさに惑わされないでください!そして隅々まで閲覧して、直接作業かどうかを確認してください!中には「弊社にお任せ!」と書いているのに、よく見ると自社施工じゃなく、下請け業者に丸投げ・・・
それと「一括見積りサイト」も信用性から見たら・・・?
皆さまが業者に問い合わせするときには、正直に状況を説明してみてください。電話を受けた本人が、しっかりと見積りを担当して、作業の全てを一括管理してくれる業者ならば、優良業者の確率は高いです。
参考までに、認定協会ってありますが、試験は通信でテキストに答えるだけで「認定」されます。そして、お金を払えば「優良業者」の称号が付与される仕組みです。わたしも取得しましたが、正直、バナーが欲しかっただけで、一切の勉強はしておりません。テキストも、あたりまえの事の羅列で、素人でも簡単に取得が可能です。従って「協会認定だから」「優良認定されてるから」というのは、完全な判断基準とはいえませんね。あくまでも参考程度です!
遺品整理という業務は、知識と経験、そして対面販売である以上、人間力が依頼する側の判断基準だと思います。
正式名称は「一般社団法人 遺品整理士認定協会」となります。
この協会の目的は、ざっくりですが「遺品整理業界の健全化」ということになっていて、これから遺品整理業を行っていこうとする業者の「登竜門」的な存在になっています。
認定遺品整理士の資格は、条件なども特に設定されておらず、申し込み→テキストがくる→回答を送る という手順で、誰でも受かります。特に「一般廃棄物」や「産業廃棄物」の事業所に従事した経験があれば、スラスラと回答できるでしょう。
もしかして・・・
そうです。お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、この資格は「公的な資格」ではありません。つまり、取得したからといってのメリットが見当たらないのです。
ちなみに「遺品整理士」や「遺品整理士認定協会」などは、特許庁に登録されているので、もしかしたらこの記事も「注意」されるかもしれませんね・・・一応、取得者ですが。
また、昨今では供養や生前、普及、空家、など、具体的な名称は書けませんが、様々な「協会」「団体」「組合」などが乱立してきているのも事実です。
疑いたくはないですけど、そんなに儲かるのかな?
会費あつめて、講演会うって・・・
謎だらけです。
遺品整理やゴミ屋敷の片付けといった、比較的に料金が高額になってしまう依頼内容の内訳を見てみましょう。
①人件費・・・はっきりいって、半分くらいはコレです!大型案件などの場合、3日4日5日と作業日数が延びれば延びるほどかさんできます。例えば5人で5日かかれば、それだけで50万円の費用発生となります。
②処分費・・・依頼者様が遺品を「処分品」と判断された品物の、処分するための費用です。一般家庭から排出される品物については「一般廃棄物」に該当するので、許可業者に依頼、または自社で許可を取得していれば、自社で運搬が可能です。それ以外にも、市区町村の見解で異なるのですが、前橋市の場合「ポリタンク」などは搬入できません。したがって「産業廃棄物」の扱いになります。ここらへんの判断は”知識と経験”が全てです。一概にはいえませんが、だいたい料金の一割程度を占めるのが「処分費」となります。
③交通費・・・全体からみれば少額です。ですから「遠いから」という理由での高額見積りはありえません!
④宣伝広告費・・・大概の遺品整理業者がコレに頭を痛めます!「google」や「yahoo」といったインターネット上の広告費は、運営していくにあたって最大の経費といえます。弊社の場合だと、毎月40万から発生します。自分で運用してこの金額ですから、広告専門業者などに委託した場合、恐ろしい金額かと思われますね。
⑤諸雑費・・・事務所費や車両費などがコレです。その他、手袋やマスクといった「装備品」も結構かかります。
これまで見ていただければ分かる通り、例えば「紙類」や「衣類」などの有価物、小型家電なんかも該当しますが、逆に「冷蔵庫」や「テレビ」といったリサイクル料金の発生してしまう品物もあるので、一般的には「値引き」の対象にはならないです。
大半が人件費ですから、明らかな「安売り」をしてくる業者には裏がある!と思って間違いないでしょう。その逆で「高額請求」してくるような業者は、見積りすら出来ないのです!
商売をやっている以上、事業を継続させるに必要な利益があります。それを逆算して料金に反映させていくのが適正だと思います。必要以上の利益が欲しいから「高額請求」となっていきます。
業者選定するのに、何社かで「相見積り」をとってみれば、各社の設定料金の「差」に驚かれる方々がたくさんいます。料金の差というのは、どこからくるのでしょうか?一概には言えないのですが、見積りから完了まで「専任制」じゃなかったり、掃除が別料金だったりと色々あります。
これを読んでいただいた皆様には、適正な料金提示と詳しい説明が可能な業者を選定することを強く「おススメ」いたします。
今回は、遺品整理業界の実情を少しだけ書きましたが、決して悪口ではありません!わたしたちは日々、業界の健全化を望んで努力しています。一部の心無い「悪徳業者」に全体のイメージを下げられたままではと思い、少しだけ書いたものです。
故人様、ご遺族様の意思を尊重できる業者だけが、お客様から信頼されるはず・・・
そんな思いで日々、わたしたち「遺品整理アップデート」は、業務にあたっております。