遺品整理の相談は、栃木県内の市営住宅で一人暮らしだった母親が他界し、四十九日が過ぎたころに、東京にお住まいの息子さんから遺品整理の見積り依頼がありました。相談内容は「現状回復は指定業者が行う」「遺品整理は自身で行うので、残った品物を処分して欲しい」「予算に限りがあって、原状回復工事もあり、安く収めたい」などです。間取り3DKで4階エレベーターなしです。
いつも通り、養生作業からはじめてもらっている間、依頼者様と通路になる住民へのご挨拶に伺います。特に親交が深かったらしい住民の方へのご挨拶は、毎回、心を打つものがあります。
愛用していたであろう寝具なども、今回は廃棄処分となります。まれに新品箱入りの状態でストックされてるケースもあって、その場合は、社会福祉協議会などを通じて「寄付」というカタチになります。
キッチンの状態も、まるで昨日まで生活していたかのような整理整頓された状態でした。キレイ好きな方だったんでしょうね・・・茶箪笥もきちんとされていて、美品が多く、丁寧に仕分けして「寄付」や「寄贈」の品にできそうです。